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zoom RSS 300円で据え置きへ:電波利用料

<<   作成日時 : 2019/02/23 21:44   >>

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法案が出ていました:

『国会提出法案』
http://www.soumu.go.jp/menu_hourei/k_houan.html

『電波法の一部を改正する法律案』の『新旧対照条文』
http://www.soumu.go.jp/main_content/000599810.pdf

「アマチュア局」は300円のままです.下が改正前・上が改正後です.


今回の見直しは,

(1) 全体を620億円から750億円に膨らませることが前提で,

(2) 権益を代表するはずの南大塚からはパブコメが出されず,

    「お役人様のお望みのとおり,我々いくらでも喜んでお納めいたします♪」

  という全アマチュアの総意が正しく示され,

...けっこうきわどかったです.


■制度振り返り
●はじめは「500円」
「電波利用料」の導入はH5(1993)年で,当初「アマチュア局」は「500円」でした.
余談ですが,取りっぱぐれを防ぐため,このときに初めて局免に「住所」も書かれるようになりました.

●のちに「300円」に
H20(2008)年に「300円」に減額されています.経緯を下図にまとめます.



■使い道の変遷
この間,集めたお金の使い道も広がりました.
以下で出てくる「総合無線局管理ファィル」とは,「PARTNER」のことですね.Productive And Reliable Telecommunications NEtwork for Radio stations.

●制度導入時
電波の監視及び規正並びに不法に開設された無線局の探査、
総合無線局管理ファィル(全無線局について第六条第一項及び第二項の書類並びに免許状に記載しなければならない事項その他の無線局の免許に関する事項を電子情報処理組織によつて記録するファイルをいう。)の作成及び管理
その他
の電波の適正な利用の確保に関し郵政大臣が無線局全体の受益を直接の目的として行う事務の処理

●いま
一 電波の監視及び規正並びに不法に開設された無線局の探査
二 総合無線局管理ファイル(全無線局について第六条第一項及び第二項、第二十七条の三、第二十七条の十八第二項及び第三項並びに第二十七条の二十九第二項及び第三項の書類及び申請書並びに免許状等に記載しなければならない事項その他の無線局の免許等に関する事項を電子情報処理組織によつて記録するファイルをいう。)の作成及び管理
三 周波数を効率的に利用する技術、周波数の共同利用を促進する技術又は高い周波数への移行を促進する技術としておおむね五年以内に開発すべき技術に関する無線設備の技術基準の策定に向けた研究開発並びに既に開発されている周波数を効率的に利用する技術、周波数の共同利用を促進する技術又は高い周波数への移行を促進する技術を用いた無線設備について無線設備の技術基準を策定するために行う国際機関及び外国の行政機関その他の外国の関係機関との連絡調整、試験並びにその結果の分析
四 電波の人体等への影響に関する調査
五 標準電波の発射
六 特定周波数変更対策業務(第七十一条の三第九項の規定による指定周波数変更対策機関に対する交付金の交付を含む。)
七 特定周波数終了対策業務(第七十一条の三の二第十一項において準用する第七十一条の三第九項の規定による登録周波数終了対策機関に対する交付金の交付を含む。第十二項及び第十三項において同じ。)
八 現に設置されている人命又は財産の保護の用に供する無線設備による無線通信について、当該無線設備が用いる技術の内容、当該無線設備が使用する周波数の電波の利用状況、当該無線通信の利用に対する需要の動向その他の事情を勘案して電波の能率的な利用に資する技術を用いた無線設備により行われるようにするため必要があると認められる場合における当該技術を用いた人命又は財産の保護の用に供する無線設備(当該無線設備と一体として設置される総務省令で定める附属設備並びに当該無線設備及び当該附属設備を設置するために必要な工作物を含む。)の整備のための補助金の交付
九 前号に掲げるもののほか、電波の能率的な利用に資する技術を用いて行われる無線通信を利用することが困難な地域において必要最小の空中線電力による当該無線通信の利用を可能とするために行われる次に掲げる設備(当該設備と一体として設置される総務省令で定める附属設備並びに当該設備及び当該附属設備を設置するために必要な工作物を含む。)の整備のための補助金の交付その他の必要な援助
イ 当該無線通信の業務の用に供する無線局の無線設備及び当該無線局の開設に必要な伝送路設備
ロ 当該無線通信の受信を可能とする伝送路設備
十 前二号に掲げるもののほか、電波の能率的な利用に資する技術を用いて行われる無線通信を利用することが困難なトンネルその他の環境において当該無線通信の利用を可能とするために行われる設備の整備のための補助金の交付
十一 電波の能率的な利用を確保し、又は電波の人体等への悪影響を防止するために行う周波数の使用又は人体等の防護に関するリテラシーの向上のための活動に対する必要な援助
十二 電波利用料に係る制度の企画又は立案その他前各号に掲げる事務に附帯する事務



■「電波利用料」をめぐる議論
●減免を
(JARLがパブコメを出さない中)パブコメをお出しになった偉大な方.
以下に要旨,[]内は補足.
・局数分の負担だが,同時に運用できるのは1局のみ
・バンドの分配は世界共通 [無線局の種別によっては,額がバンド幅に比例]
・徴収コスト [300円かかってるのなら,徴収する意味なし]

●JARLで徴収を代行し(て金儲けし)よう
JH1XUP@KANHAM 2018『JARLそこまで言って委員会』.
「300円」のための手数・手間,これをJARLが一括で(請け負って)やる.
総務省にとって,こんなにいいことはない.

●「電波利用料」をJARLで使わせてもらおう
JJ1WTL@2016年社員総会.
ガイダンス局の整備などに



■註
●電波利用「税」ではないです.

●電波「法」そのもので規定されています.
「政令」(電波法関連手数料令)ではないです.
直接,法律――電波法――の中で定められています.


■参考
『<アマチュア局の減免処置を望む…など、407件集まる>「電波利用料の見直しに係る料額算定の具体化方針(案)」について提出された意見と考え方を総務省が公表』
https://www.hamlife.jp/2019/02/06/denpariyo-minaoshi-kekka2019/

『電波法改正案、電波利用料を大幅見直し』
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1171272.html

『アマチュア局の電波利用料額が平成20年10月1日より300円に引き下げられました』
https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/2-2_Regulation/20081001.htm

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コメント(6件)

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免許有効期間が残り半年以内(正確には5か月と4日)の時、電波利用料は半額の150円でした。hi
JH1RDU
2019/02/24 10:16
免許期間が3か月までだったら掛からない――と耳にしたことがあります.
ARISSスクールコンタクトの臨時局とか.
JJ1WTL
2019/02/24 18:41
1か月以内だったような気がします。
どこに書いてあるかまでは知りません。
JO3TND
2019/02/24 22:03
免許期間が3か月までだったらタダです。6か月150円です。
JR3QHQ
2019/02/25 16:07
皆様の証言が正しいとするとその根拠らしきものは:

電波法(昭和25年法律第131号)
・別表第6第8号でアマチュア局は年300円
・第103条の2第1項で免許期間が短い場合は月割り(1月未満は切り上げ)

国庫出納金等端数計算法(昭和25年法律第61号)
・第5条第1項で100円未満の課税標準額は切り捨て

ということでしょうか。
これらの組み合わせが正しいとすると、いわゆる臨時局などの免許期間が

・3箇月以内なら0円
・6箇月なら150円
・4箇月(3箇月と1日以上)なら100円

ということになりそうに思います。
JJ1HHJ
2019/02/25 20:17
免許期間3日間で300円支払いました。昨年12月の話。
JK2HOS
2019/03/03 23:38

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