会費値上げシミュレーション

いかにがんばってもヨンセンマンエンの赤字は出ているわけで,もう無理っしょ:

――という前提の下に,会費値上げについてシミュレートしてみる,いわゆる“一考察”です.
できもしないことをいつまでも「できる,できる」と言い続け,「やっぱダメでした」に陥ることは,じつは,無責任の一種です.
早くギブアップして,次善策を練るほうがFB.

正員会費 8,600円/年という線でいかがでしょう?

・前回が 13年間据え置き,50%値上げ (4,800円→7,200円,H6.7.7改定)
・次回が 23年間据え置き,19%値上げ (7,200円→8,600円,H29改定と想定)
とすれば,悪くはないのではないでしょうか?


■れいによって準備が必要です...
●ライフメンバーの会員数と,有償化への移行状況
もし「正員の全員」「準員の全員」が「7,200円/年」を払い込んでいるのなら,計算は簡単です.
しかし,「正員」と「準員」には,「ライフメンバー」を含んでいるのがヤヤコシイ点です.
まずはそれを分離します.

#4社員総会によりますと,有償化への申し込み状況は――

・事業報告(H27.3.7時点)から
 ○2,642名 … 7,200円/年 会費
 ○3,494名 … 3,600円/年 QSL転送

・JA1ACVへの専務理事回答から
 ○2,651名 … 7,200円/年 会費 ………(1)
 ○3,382名 … 3,600円/年 QSL転送 ………(2)
 ○これで約26%

――とのことなので,このうち後者の値を使い,

  ライフメンバー数 = (2,651名 + 3,382名) ÷ 26% = 23,204名

と導きます.JARL NEWS 2013年春号p.11では

  約24,000名

となっていましたので,いい線でしょう.
以降,「23,204名」の値を使います.
(i.e. 「7,200円も3,600円も払っていないライフメンバー」は,17,171名となります.)

●「正員 + 準員 - ライフメンバー」数
「正員」の数は「56,493名」,「準員」の数は「6,708名」(ともにH27.3.7時点)です.
ですから,「7,200円/年の会費を納めている,正員+準員」の数は

  56,493名 + 6,708名 - 23,204名 =  63,201名 - 23,204名 = 39,997名

となります.


●「正員+準員」の年会費の総額
前項,および(1)(2)から,「ライフメンバーを含む,正員+準員」の年会費の総額は

  7,200円×39,997名 + 7,200円×2,651名 + 3,600円×3,382名
  = 287,978,400円 + 19,087,200円 + 12,175,200円
  = 319,240,800円 (3億1,924万円)

と求められます.
ライフメンバーの有償化によって,3,127万円(1,909万円+1,218万円)を叩き出せていることになります.
しかし,それにもかかわらず6,000万円超の赤字を出すわけで...“焼け石に水”な感じ.

「もし,3分の1の方が今後7,200円の会費を払っていただけるようになりましたら,財政状況は著しい改善が図れます。」――JARL NEWS 2013年春号p.11から.
この想定の場合,「5,760万円増」ということですが,それでも黒字化には至りません.

ちなみにこのページの続きは...
「それ以上の方が会費を払っていただけましたら,QSLカードの毎月の転送,JARL NEWSの隔月化への改善,あるいは状況を見た上での会費の値下げも行えることになるかも知れません。」
――むしろQSLカードの転送は 四半期ごと になりそうな香りもちらほら....


●「その他の会員」の年会費総額
会員数はH27.3.7時点のものとして,以下のとおりとなります:

・社団会員 10,800円 × 1,535 = 16,578,000円
・家族会員 3,600円 × 1,682 = 6,055,200円
・賛助会員 10,000円ד口” × 16 = 160,000円×口 (実態として, 1,600,000円)
・名誉会員 0円 × 1 = 0円


●いったん絵解き


●『計算書』との照合
以上の計算の下,H26年度の『計算書』と照合しますと,誤差「2.9%」まで追い込めています.
良好とみて,このまま検証を続けることにします:
種別この計算計算書差額
「計算書」基準
正員319,240,800円314,733,534円(正員*
+   
9,757,238円(準員)
+11,335,228円+3.6%
準員
社団会員16,578,000円
家族会員6,055,200円6,292,800円-237,600円-3.9%
賛助会員1,600,000円+1,600,000円0円0%
342,034,000円332,383,572円+9,751,428円+2.9%
*: 『計算書』でいう「正員受取会費」には,「社団会費」を含むらしい.
  かつて「正員」に,「個人」「社団」の双方が含まれていたなごり?

+: 実態をカンニングしました....

ここでの誤差の要因は,以下のようなものでしょう:

・計上時期
 ○会員数 … H27.3.7のスナップショット
 ○受取会費 … H26年度通期

・実態として,多種多様な会費のメニュー(QSL転送の各種オプションを含む)
種別

国内住所外国住所外国局の
QSL
マネー
ジャー
8J・8N
コール
ごと
ライフ
メンバー
転送
手数料
 3年一括国内
別コール
(SWL#)
ごと
海外
別コール
ごと
 別コール
ごと
海外あて
あり
国内あて
のみ
正員
56,493
7,200円20,400円
(6,800円
/年)
3,600円3,600円0円9,000円4,500円3,600円 3,600円
社団会員
1,535
10,800円30,600円
(10,200円
/年)
5,400円    3,600円10,800円 
家族会員
1,682
3,600円 3,600円3,600円0円3,600円3,600円3,600円  
准員
6,708
7,200円20,400円
(6,800円
/年)
3,600円  9,000円 3,600円 3,600円
賛助会員
16
10,000円
/口
      (発送不可)  
名誉
1
       3,600円  

    『JARL NEWSの有料購読』制度――600円/冊――につきましては,
    「会費扱い」にならない(?)と思いますので,上表からは除外しました:

    『<JARLライフメンバー会費の“裏ワザ”!?>
     「QSL転送」と「JARL NEWS郵送購読」で年1,200円の節約が可能!!』
    http://www.hamlife.jp/2014/04/15/jarl-lifemember/


・「半額助成」制度の存在
 ...でももしかして,いったん「全額」が計上されている?

・「半年」分でも会費支払い可


■会費値上げで「いくら」挽回すべきか?
以上で下準備が整いましたので,必要額を想定します:
赤字埋め合わせ4,094万円一般社団法人化後,「最善」のケースでも発生していた赤字額.
消費税10%化対応400万円理事会報告・#4社員総会での専務理事回答から,「消費増税1%につき200万円のコスト増」とみなせるようなので.
ベースアップ550万円「諸給与」各欄の5%(...でも消費増税で消えます).
QSL発送費1,200万円「倍以上になる」とのことなので,とりあえず「倍」で.
システム改修に伴う一過性のものが大半を占めるのか,恒久的なものなのか?は不明.
ここでは後者(恒久的)を想定.
6,244万円会費値上げによる補填必要分.

6,200万円増を目指しましょう.



■6,200万円をヒネり出すための新会費は?
正員年会費8,600円くらいでほどよいかんじです:
種別会員数現会費新会費
 現会費計 新会費計
正員・準員
(除 ライフメンバー)
39,997名7,200円287,978,400円8,600円343,974,200円
ライフメンバー
会報+転送コース
2,651名7,200円19,087,200円8,600円22,798,600円
ライフメンバー
転送のみコース
3,382名3,600円12,175,200円4,300円14,542,600円
社団1,535会員10,800円16,578,000円12,900円19,801,500円
家族1,682名3,600円6,055,200円4,300円7,232,600円
  341,874,000円 408,349,500円


増収分は...

  408,349,500円 - 341,874,000円 = 66,475,500円 (6,648万円)

となります.
あ,大前提は――

  会員数は変動しない

――です.
捻出額は目標値を 7% 超過しますが,それは以下などへの埋め合わせに用いる想定です:

・そうはいっても,値上げに伴う会員減
・社団局会費の値下げの原資


現会長は“会員増!”にご執心なので,「会費値上げ」などという自らの政治方針に反する施策は,きっと取れないでしょう.

現会長は 90周年を盛大に祝ったよき会長,
次期会長は 会費値上げしやがった悪しき会長

――として評されるであろうか?
...決断実行力からしたら,後者のほうが上やな,きっと.

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