新アシスト局誕生

新たなアシスト局の誕生です(JP3YIRJP3YIS,和歌山).

「アシスト局」というのは,レピータ間を結ぶ“補助中継回線”を構成する局です:
・レピーター局……アマチュア業務の中継用無線局
・アシスト局……レピーター局の中継を援助するアマチュア業務の中継用無線局
・リモコン局……レピーター局又はアシスト局を遠隔制御する局

D-STAR NEWSの『JR3WV・JP3YCVのインターネット接続停止について』
http://blog.goo.ne.jp/jarl_lab2/e/f475a0a946591ed9b30784d9b7dcd7a3?fm=rss
JR3WVとJP3YCVは、これまで個別にインターネット接続をしておりましたが、
この度アシスト回線で接続することになりました。
...ということでしたので,さっそく『無線局等情報検索』に飛んでみますと...ありましたありました.
すでに免許されていました.
系――“ゾーン”と呼びます――の構成は

  JP3YCV -- JP3YIS -( =====10GHz===== )- JP3YIR -- JR3WV

で,
紀の川市側にJP3YIR.これが既存のレピータJR3WVとペアを組みます:

有田川町側にJP3YIS.これが既存のレピータJP3YCVとペアを組みます:


この変更のあと,JP3YCVから直のインターネットアップリンク(10.0.0.29)は廃止.
今後は,JR3WV(10.0.0.171)を抜けていくことになります.

|-10.0.0.171------ JR3WV           439.43         紀の川市
|                 /
|           JP3YIR
|             ||
|       10GHz || 18km?
|             ||
|           JP3YIS
|                 \
|(10.0.0.29)...... JP3YCV          439.27 1291.23 有田川町

...はい,
・「レピーター局」 と,
・「アシスト局」――黒子で,普段意識することはありません――とは,
別な局(コール)となります.
でも「コントローラ(PC)」は両局に共通で 1台/サイト と思え...物理的イメージはこんなかんじでしょう:


これらのうち,「京都」の麓側は,特殊な建て付けになっています.
レピータ局が同居しておらず,インターネットアップリンクだけの作りです.

地図上ではこんなかんじ:


日本で,いやおそらく全世界で見ても,6ゾーン目です.
日本以外で,この「アシスト局」というシステムが使われているという話は,耳にしたことがありません.

日本では,アシスト回線の構成は,「3ホップ・4局まで」が上限と定められています.
名古屋・大阪の構成が上限になります.

―・・・―

また日本で“補助中継回線”が認められているのは,

(1) D-STARでのアシスト回線 (原則 10GHz帯,場合により 5.6GHz帯も可)
(2) 29MHz帯レピータでの,受信点→送信点リンク (430MHz or 1200MHz)

の二形態のみです.
アナログレピータ間のRFでの接続は...基本,できません.
どうしてもやるなら,

・アマチュアバンド以外を使って結ぶ
・デジタル化してこのD-STARのアシスト回線に載せる

の手法で実現できます.
が,

・前者はアマチュアバンド以外のリソースを喰い (そこ使えってヘンでしょ〒さん),

・後者には以下のような難点があります:
 ○定価でざっくり1対向100万円と高価
  アマチュアレベルではちょっと...

 ○「10Mbps全二重」など,音声 1chだけをキャリーするには豪勢すぎ
  それはDV 1chだけで用いる場合でも同様.

 ○そのようなA→Dのアダプタが市販されていない


詳細は
Special Operation -- Auxiliary Stations (Internal Links)
http://motobayashi.net/callsign/enigma/special_op_aux_link.html
をご参照下さい.

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