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zoom RSS 社員総会報告4

<<   作成日時 : 2017/06/29 22:48   >>

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詰んだ.

こう考えます:
(1) もはや「会員を増やす」しか生き残る術が残されていない.
(2) 「今年の予算」で,事務局は理事会も敵に回してしまった.


「会員を増やす」しか存続する術が残されていない


●概況
JA1SLS:大きく削れるところはもうない.
という環境下,収支均衡を図るためには,残された手は“会員増”しかありません.
組織が生き残るために会員を集めざるをえない...そう,これは ネズミ講 なのです.
なので,
・集めると支部単位で表彰されます.
・あいかわらず今年の社員総会でも,何回も何回も発破をかけられました.

いまは勧誘努力が足りないのですが,これまでに蓄えた 8億円の資産 があることから,それを取り崩すことによって,たまたま,まだ潰れずに生き残れています.


●試算: 埋め合わせに必要な人数
我々,どうがんばって赤字を減らしても――いまのサービスレベルを維持したままでは―― \▲40M/年 までです.

その\▲40Mを 7,200円/年 の会費で埋めるとなると,必要な人数は以下のとおりです:

    40,000,000 ÷ 7,200 = 5,556〔名〕

昨今の「正員 270〔名/年〕」という状況下において,この「6,000人弱のプラス」を目指すのは,かなりmoon shotです(詰).


●環境
○アマチュア局数そのもの
ベースである この数自体が減り始めました.

一つの仮説としては,“震災後のアマチュア無線ブーム”の際に,更新したり・開設したりした方々が,失効し始めたから.

ところで,現存局のうち,900局は“5.6GHz帯だけの免許の局”で,すなわちドローンの愛好家です.
JARLのマーケット――QSL交換を必要とするアマチュア無線家――からは,外れます.

○会員
すくなくとも,“増強”されてはいません.

母数がこのくらいですから,「6,000名弱増やす」ということは,「1割増」に相当します.
無謀そうな目標ではないけれども...すでに過去ずーっとやってきた結果が「漸減」,できないのよね(詰).

    なお,会員数には『ライフメンバー』の23,000名が含まれています.
    そのうちの 75%(17,000名)には,一銭もお支払いいただいていません.
    こういった集計にこそ,頭数としてカウントされてますが,
    収益には寄与していない――点を理解しましょう.

    23,242 ライフメンバー
     └5,840 負担計 (25%相当)
      ├2,370件 会費:  紙のJARL NEWS + QSL転送 (\7.2k)
      └3,470件 QSL転送 (\3.6k)


●見通し
どうでしょう?下表が思考実験です.特段の結論はありませんSRI:
楽観論悲観論
  • さらなる施策展開もある.
  • もはや濃い人だけが残って凝縮している状態.これ以上はドラスティックには下がらない.
  • “復活再開局組”がまだ狙える.
  • 過去2年間のキャンペーンで,もう需要は喰ってしまった.
  • 青少年に対しては無料キャンペーン中なので,少なくとも今年の収益には貢献しない.かつ,来年以降の定着度もアヤシイ.
  • SSNの低い電波的に低調な時期.
  • 7,200円あったら,$5のOQRSで確実に13エンティティをゲットしたほうがええんでないかい?(アガリに近いDXerむけのソリューション)


●値上げしたら?
“会員増強”を唱え続けている限り,それと相対する施策になりかねない“会費値上げ”のオプションは,取れません(詰).

...とはいえ,消費税増税も近づいてきました(H31/10).
試算しましょう.条件,

・補填必要額 ▲\40M
・有料会員数 = 全会員数 66,000 − 会費支払いのないライフメンバー* 21,000

    *: 含 「QSL転送費負担のみ」のライフメンバー

から,ざっくりとは以下のように導けます.

   40,000,000 ÷ (66,000 ー 21,000) = 889〔円〕

すなわち,最低でも 正員 8,100円/年 でしょうか.
消費税増税の影響とか,余裕とかは,見込んでいません.

    ...これまた人によっては,
    「OQRSで14エンティティを確実にゲットする道」
    を選んだほうがベターかも.

●おわた
JE8KQR:今年の施策の目玉は?
JG1KTC:会員増強.


★じゃあ「細かく削れるところ」は?
まだあるのではないでしょうか?:
・特別局の“JARL以外の記念局”化で,10,800円/(年・局)の収益増
・“スパムQSL抑止”の呼びかけ(それにかかるコストはほぼゼロ)で,7.4円/枚.


ね.


今年の予算で,事務局は理事会も敵に回してしまった


●見た目はカッコいい予算
今年の予算はかっこいいです(一見).
昨H28年度よりも赤字額が減っています.

でもどうやって埋めたのでしょう...

なるほど,支配項は以下で,これを たんまり と積んでいました:
・\2M 受取入会金
・\37M 受取会費

    刊行物収益(\14M)はおもに局名録です.
    これには制作コスト(\7M)も発生しますから,
    まるまる\14Mの収益増にはなりません.\7Mほどの寄与です.

    そう,「来年は局名録が出ません」から,
    「デフォルトで\7Mの収益減」を喰らいます.


●「入会金・会費」のここ数年のトレンド
ところが実態は下図のとおりです.

このところ「▲11M/年」の減少トレンドが続いている中で,突如として「昨H28年度実績比で +39M」の予算になっています.
とうとうプッツン来てしまったのでしょうか?
いちばん気に入らないところです.

ふつう,こんな予算立てますか?
東芝語でいうところの“チャレンジ”なのでしょうか? いや,東芝でもここまでは積まない.


●おさらい
「赤字が▲55Mに減ります♪」という一見格好のいい予算は,「入会金・会費が +39M 増えたら」という条件を伴っているのです.
もし 不発 ですと,こうなります:


●前年度実績を見ずに予算策定? [想像多分]
2月末の理事会で,翌年度の予算が審議されます.

「2月末」ということは,ふつーに考えますと,「1月までのH28年度予算の進捗」は見えていたはずです.
「H28年度の実績が,予算にくらべて大幅未達」という実態は,その時点で見えていたはずです.
...ここが「だまされちゃったの?」ポイントです.
事務局が理事会にボロボロの進捗を伏せて見せなかったのかな?

ところが,あまりに優秀な理事さんたちは,

(1) H28予算 vs H29予算 で比べると +7M
(2) H28実績 vs H29予算 で比べると +39M

とあるうちの,
なんと(1)の議論だけで満足してしまったのではないかな.
「+7M?そのくらいなんとかやりましょう,がんばりましょう」と.

H28年度の実績“(2)”を洗わずに,こんなとんでもない予算をザルで承認してしまった理事会も悪いです.
事務局にだまされたにせよ,なんにせよ,承認してしまった以上,“予算未達(赤字超過)”の責任は理事会に降りかかります(ワクワク).


●事務局に理事会が介入します [引き続き想像多分]
でもこんなことを毎々しでかされたら,もうたまりません.
理事会が「予算の責任」を負わなければならないのですから.

○予算進捗管理が厳しくなった場合 (おそらくこうなる)
・H29年度中から,そのヤバさ加減が漏れ伝わってくるかもしれません.
・翌H30年度の予算立案に際し,理事会が事務局に介入します:
 「まずは今年の進捗・実態見せて」と.それがベースの議論になります.
 結果,もう“お化粧”はできなくなります.
・のっけからヤバい予算が露呈,経営改革モードに突入です.

○予算進捗管理が厳しくならなかった場合 (放任継続のケース)
・改革は1年遅れます.
・H30年度も 浮世離れした予算 が出されるかもしれません.
・年度が締まった後に初めて,のほほんと決算を見せられて,
 - H29年度 … 予算比大幅赤字超過
 - H30年度 … 実現不可能な踏み上げ (H29とおなじ事態)
 が発覚.
・これはこれでまた楽しそうです.


●中身検証
いちおう,“盛って”いる予算の中身を検証しましょう.
 H29予算H28実績増分
正員受取入会金4,500,000円2,342,000円2,158,000円 (2,158名新規入会)
准員受取入会金50,000円41,000円9,000円 (9名新規入会)
正員受取会費325,800,000円293,968,680円31,831,320円 (4,359名増)
家族員受取会費6,300,000円5,762,400円537,600円 (149名増)
准員受取会費10,800,000円7,541,238円3,258,762円 (905名増)
賛助会員受取会費4,000,000円2,780,000円1,220,000円

...ははぁ,以下くらいの目標感覚ですかね.H28年度実績比で,「正員」について:
・新規入会 … 2,000名増
・退会抑止 … 2,000名増

現状は ▲270名 ですから,かなりアグレッシブな目標値です.


●予算大幅超過赤字なら?
○引責辞任
もちろん,承認してしまった理事会が責任を負います.
会長と専務理事は引責辞任です.

数値を覚えておきましょう.かっこいい今年の予算は \▲55M です.

○決算否決
来年の社員総会での“決算否決”もありえます.
ことし(H29年度),すでに思っていた以上にきわどかったです.


●KPI
やばさ加減で見た場合の代表的なポイントを下図にまとめます.
超えて潜るごとに,「いじめがい」が増します.

ま,端的な構図は以下のとおりです:

  日野岳さん vs 本林 = \▲55M vs \▲105M

では中間値を取って,できあがりが「\▲80M」よりも悪化したら私の勝ちということで(違).


●この先どうなる
これ敵失・自爆ですので,まずは1年間「待っているだけ」でいいです.


●そのさきどうなる
シナリオプラニングですね.

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
会員減よりもドル箱であった養成課程講習会をJARDに移管してしまったのが、
JARLの衰退の元凶と考えています。当時の理事の責任は大きいと思います。
JQ1BVi
2017/07/01 02:41
こんなところでも物議をかもしています。
https://www65.atwiki.jp/jarl/
https://www65.atwiki.jp/jarl/pages/22.html
・謝罪できない(しない)
・開き直って恫喝する
・解決に向けた役員指示も無視
・裁判所沙汰になっても平気
これが、事務局の実態です。
JARL事務局のマズさは
2017/07/01 04:17
自分は会員ではありません。
理由は高い年会費を払ってまでJARLに入会する意義がゼロだからです。
年間300局程度(実績ベース)の国外局とのQSLカードの交換はJARLに頼らずとも可能だらです。勿論、QSLの交換には幾つかの制約はありますが二十数年来困ったという事は全くありません。
これまでの経緯から破綻することは明らかですから会員の被害を最小限化しようとするなら破綻は時期が早いほど良いとおもいます。
jq2xw
2017/07/01 06:56
コメントをいただける場合は,コールサイン(お持ち出ない方はお名前)でお願いいたします(拝).>QTC ALL

「講習会をJARLでもやれ,儲かる」論はちらほらと耳にします.
ATG原さんとかも同様なご主張です.
今年の社員総会でも,JA8IOT・JE8JOKから,そのような意見が出されていました.
(ただしJE8JOKは“収益事業”として広い提言.)

これ私のいうところの“JARL・JARD再統合論”と,大同小異だと思っています.
JJ1WTL
2017/07/01 08:47
そもそもJARLは必要なのでしょうか
QSLカードの交換だけならそれ専門の会社を作ればいい

年寄りばかりで若者が敬遠する今の無線の状況を変えられるとは
到底思えない。
JARL不要論
2017/07/01 10:14
コメントをいただける場合は,コールサイン(お持ち出ない方はお名前)でお願いいたします(拝).>QTC ALL AGN
JJ1WTL
2017/07/01 10:23

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