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zoom RSS 外国人の開設手続き時の,添付書類の緩和

<<   作成日時 : 2017/02/15 20:45   >>

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れいによって,どさくさ紛れのアマチュア関連の改正案が出されていますので拾ってきました.

『電波法関係審査基準の一部を改正する訓令案に係る意見募集
 −400MHz帯を使用する地域振興MCA用の無線局のデジタル化等にかかる審査基準の改正−』
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_02000284.html

よく見ますと,サブタイトルにちゃっかり“等”とexcuseがありますね....
関連部分:

...なんのこっちゃ???
調べますと――

  永住許可者以外が,開設の手続きをとる際の添付書類を,
  『在留カード』でなくて『パスポート』の写しでもいいことにします

――と言っています.
したがい――排斥の思想でない限り――ポジティブな改正と捉えられます.

    永住許可者は,もともと「パスポートの写し」でも可でした.

『在留カード』の交付は基本「3か月を超える滞在」が前提です.
この改正で,3か月未満の“通りすがりの外国人”の方でも,開設しやすくなります.

―・・・―

上述の新旧対照表だけではてんで解りませんので,以下,関連部分の全貌です.

・説明上,まず参照先である「(2)」を引用します.
・下線が修正される部分です.追加です.
・フォントとして(原文どおり)丸数字を使っています.バケましたらSRI.
・「無線局事項書の7の欄」は「希望する免許の有効期間」です.
・同「8の欄」は「無線従事者免許証の番号」です.


電波法関係審査基準
別紙1(第4条関係) 無線局の局別審査基準
第15 アマチュア局
20 外国人が開設するアマチュア局について
(2) 免許人
 次のいずれかに該当する者であること。

ア 平成5年郵政省告示第326号(外国において電波法第40条第1項第5号に掲げる資格に相当する資格、当該資格を有する者が行うことのできる無線設備の操作の範囲及び当該資格によりアマチュア局の無線設備の操作を行おうとする場合の条件を定める件。以下第15において「告示」という。)の別表第1号の国名の欄に掲げる国の政府が付与した同表の外国の政府が付与した同表の外国の相当する資格の欄に掲げる資格(以下第15において「外国の相当する資格」という。)を有する者

イ アマチュア局の無線設備の換作を行うことができる日本の資格を有する者

ウ 上記ア又はイの者を構成員とする外国の社団

エ 社団であって、ア若しくはイに該当する外国人がその代表者であるもの又は、これらの者がその役員の3分の1以上若しくは議決権の3分の1以上を占めるもの

(5)免許申請手続等
ア 提出書類
 申請者が次こ掲げる者であるときは、無線局免許申請書、無線局事項書及び工事設計書(イにおいて「免許申請書等」という。)のほかそれぞれに掲げる書類が添付されていること。

(ア) (2)のアの者

A 外国の相当する資格に関する証明書

B 申請者が本邦に永住することを許可された者であるときは、次に掲げるいずれかの書類

@ 出入国管理及び難民認定法第19条の3に規定する在留カードの 写し

A 日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法(平成3年法律第71号。Cにおいて「特例法」 という。)第7条第1項に規定する特別永住者証明書の写し

B 旅券の写し

C 特例法第6条第1項に規定する特別永住許可書の写し

C B以外の者であるときは、次に掲げる書類

@ Bの@又はBの書類

A @の書類に記載されている在留期間を超える免許の有効期間を希望する場合には、@の書類に加え、当該有効期間における本邦への在留が確実であり、かつ、妥当性を証する書類

(イ) (2)のイの者
 (ア)のB又はCに同じ

(ウ) (2)のウ及びエの者
 日本の社団に準じ、定款及び次の事項を記載した書類

A 社団の構成員に関する事項

@ 氏名

A 無線従事者免許証の番号(外国の相当する資格を有する者については、その資格とする。)

B 理事の氏名、住所、略歴及び生年月日

イ 免許申請書等の記載方法

(ア) 免許申請書等は、日本語で記載されていること。

(イ) 申請者が(2)のアの者を代表者とする社団であるときは、無線局事項書の8の欄は外国の相当する資格及びその資格の 取得国名が記載されていること。

(ウ) 本邦に在留することを認められた期間に満たない期間を免許の有効期間として希望する場合は、その希望する期間が無線局事項書の7の欄に記載されていること。

詳細は

『電波法関係審査基準』 アマチュアむけ抜粋
http://motobayashi.net/kijun/index.html
の『20 外国人局』をご参照ください.

―・・・―

JA人がたとえばWに行くと,何の手続きもせずに「W#/」とかで運用できるわけですが,
反対の「JAへの来訪者」は肩身が狭く,事実上,以下の足かせがらみの手段しかないでしょう:

●ゲストオペする (個人局・社団局・記念局)
 “ゲストオペ”ってくらいで,ホストの立ち会いが必須.

●社団局の構成員になる
 「国内で開設していないOP」の場合には,
 総通に手続きし,
 『アマチュア局の無線設備の操作のための登録証明書』を得なければならない.
 →ぷらっ と来て運用できるわけではない.
  〔H5告示326(レシプロ)の,2項・7項あたりを参照〕

●日本にいる知人のリグを設備共用して開設
 来日前に代行してあげようとすると...
 いつもの「行政書士でないとダメだ」論とか,
 「ホストに生年月日がバレる」とか(とくにYL),
 「得体の知れない日本語の書面に署名するのか」とか,
 「その書面のsnail mailでのやりとり」とか
 いろいろたいへんそう.

●自身のリグ(日本の技適機)を購入して開設
 前項に同じ.

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
相互運用協定先の免許をもつ外国人なら、手続きさえすれば日本で運用できると思っていましたが、こんな障害がある(あった)んですね。情けないやら恥ずかしいやら、といった気持ちです。
7K1BIB
2017/02/16 09:55
日本とビザ免除プログラムを持っていない国、たとえばロシアの方などは、観光ビザの場合、ビザの発給も一苦労ですが、ビザをもらってから、その写しを添えて申請するとなると、ほとんどのケースで免許状が発給される頃には帰国の途についている、って感じでした。笑
今回、そうしたビザ免除プログラムを持たない国の旅行者も、パスポートの写しだけで申請できるようになった、という話なのでしょうか?
いやぁ、しかしタイトルに化かされて、まさかアマチュア関係の話が含まれているとは思わず、チェックしていませんでした。やられました。はい。笑
JQ2GYU 櫻井
2017/02/21 01:13
“非関税障壁”が低くなったわけですが,さりとてリードタイム2か月は見込まなければならないでしょう.
その際,「日本に行く確証」までは求められていない――との認識です.
しかし「免許期間=在留期間」となりますから〔施行規則9条〕,何らかのプロトコルによって,総通に在留期間を伝えないとなりません.
我々には縁遠い「希望する免許の有効期間」欄が使えそうです.

思考実験:

●以下を一通り整えてあげて(設備共用でよい),PDFで送り,むこうで印刷させる:
・免許申請書
・おねだり文
 在留期間を超える免許が欲しいなら,その旨を.
 (例(根拠なし):「俺はこの先もしょっちゅう日本に来るんだ!」)
 あるいは「このころ日本に○日くらい行きますので免許よろしく」的上申文?

 なお,「母国の免許の期限切れ」とぶつかると,その日までが上限になります.
 基本は在留期間なんですが,うまくゴネて伸ばせたとしても,maxは常識的には,「短期滞在」扱いの上限の90日でしょう.

●「俺を信じて署名しろ」と言い倒し,それらの日本語の様式に有無を言わさず氏名を自筆させる.
 これで押印省略可.

●エアメールで日本に送らせる:
・免許申請書
・おねだり文
・母国の免許(レシプロ対象国に限る,含 HAREC)
 ...これ原本が必要なように読めます...「の写し」と書かれていません
・パスポートのコピー

●総通に手続きしてあげる.
・“代理人”を名乗って堂々と補助することもできそう〔免許手続規則〕.
・「手数料」は立て替えてあげる.
・その後の「電波利用料」は,事前徴収か,立て替えてあげるか,ポケットマネー.
・免許状+証票+母国の免許(原本)の「郵送物」は,受け取っておいてあげる.
JJ1WTL
2017/02/21 22:31
昨日、家内が手渡しで関東総通に持ち込んできました。
(1)母国の免許とHARECの両方を念のために添付しました。これらはコピーでOKです。
 チェコ国籍の奥様の免許には明示的に資格クラスが書かれていませんが、T/R 61-01がOKと記されており、さらにHAREC Aが発給されているので、上級局なんだそうです。チェコの監督官庁のWebサイトで、このことが記されているページも添付しました。
 スイス国籍の旦那の免許には、CEPT級と明記。(HAREC Aも併せて添付。)
(2)委任状は、JARLの英語ページのものと同形式で、委任先を私にしたものに直筆で署名をして郵便で送ってもらった原本を添付。PDFではだめ。委任状があれば申請書類への押印箇所は、署名もせず、空欄のままでOK。
(3)有効期限は、パスポートの期限か本国の局免許の期限の、いずれか早い方、または私たちと同じ5年間。どちらになるかは検討するそう。
(4)電波利用料は、上記有効期限によって値段が変わるのを承知の上、前納申請書を同封。
(5)費用は私が立て替え。
(6)1か月程で免許の予定だが、申請書をチェックして、何かあれば今週中に電話してくれる。
JQ2GYU櫻井
2017/02/22 10:03

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